U-23日本代表、歴史的惨敗。もはや森保一監督の解任もやむなし (4ページ目)
すでに記したように、今大会に臨むにあたっては、難しい条件がさまざまあった。監督の評価は結果だけで決めるべきものでもない。だとしても、アジアレベルの大会でグループリーグ2連敗は、簡単に擁護し切れないほどの大失態である。
今回のメンバーが、必ずしも東京五輪本番の有力候補とは言えないなか、高いモチベーションを保つのが難しい選手もいたかもしれない。だが、それを適切にマネジメントするのも指揮官の役目である。
渡辺は「戦術とかの問題ではない」と言い、「アジアで戦ううえで、球際で勝てないと優勢をとれない。自分たちの甘さが出た試合」と振り返ったが、すべての問題解決を選手の気持ちや姿勢だけに求めるのは、酷というものだ。
森保監督解任の決断が下されたとして、もはややむなし、だろう。
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