2019.05.24

無理…と思ったら天職だった。
松本泰志は最強ボランチへ進化する

  • 飯尾篤史●取材・文 text by Iio Atsushi
  • (株)サンエス秋田耕二●撮影 photo by Akita Koji, AFLO

東京五輪を目指す若きフットボーラーたち(6)
サンフレッチェ広島・松本泰志@後編

 センターバック、ボランチ、攻撃的MFと、これまでのキャリアであらゆるポジションをこなしてきたことが、オールラウンドに能力が高い要因かもしれない。Jリーグでの出場機会を増やす今、自信を大きく膨らませ、U-22日本代表のミャンマー遠征では欧州組から新たな刺激も得た。「日々充実している」と語るU-22日本代表のボランチ、松本泰志が思い描く未来とは?(インタビュー日は4月17日)

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MF松本泰志(まつもと・たいし)1998年8月22日、埼玉県生まれ。昌平高出身―― 以前、ボランチの選手ではセルヒオ・ブスケツ(バルセロナ)とケビン・デ・ブライネ(マンチェスター・シティ)が好きだと言っていましたが、それは変わらず?

松本泰志(以下:松本) 変わらないですね。めちゃめちゃ好きです。ブスケツのバランスを取ってゲームをコントロールしてボールを散らすところと、デ・ブライネの一発で局面を変えられるパスとドリブル。あのふたつを組み合わせられたら、最強ですよね。

―― 今シーズン、背番号が32番から17番に変わりましたが、それもデ・ブライネの影響?(デ・ブライネは所属するマンチェスター・シティで背番号17をつけている)。

松本 そうなんです。デ・ブライネが好きなので、17番を背負いたいなっていうのがあって。カズさん(森﨑和幸)の8番にも憧れはありますけど、まだ結果を残せていないので。結果を残せるようになったら、いつか8番を背負いたいという想いはあります。

―― 昌平(しょうへい)高時代は2列目でドリブルをしているイメージが強いですが、過去にボランチでプレーしたことはあったんですか?

松本 中学時代はボランチだったんですけど、その頃はドリブルをすることが全然なくて。(所属していた)クマガヤSCは蹴るサッカーなので、セカンドボールを拾ってサイドに散らす感じでしたね。

―― じゃあ、ボランチの面白みはあまり感じることもなく?

松本 そうですね。あまりわからなかったですね。

―― 小学生時代の江南南サッカー少年団では?

松本 センターバックでした。