「日本代表指揮官対談」で森保監督と稲葉監督に共通していた考えは? (3ページ目)

 先日のメンバー発表の会見でも話されていたように、森保監督が掲げているのは「全員攻撃、全員守備」。『報道ステーション』のインタビューでも、「チームのために戦える選手を選んでおり、とくに守備にこだわりがある」と語っています。また、初戦のコスタリカ戦については「ピンチの数が少なかったのでよかった。ボールをロストしたときの切り替えの早さ、すぐにプレッシャーをかけに行けたことが評価できる」と分析。欧州のトップクラブでも切り替えの早さ、すぐにボールを奪い返すことが徹底されているのと同様、代表レベルでも、求められることが今後さらに高度になっていくのだと感じます。

photo by Yamamoto Raitaphoto by Yamamoto Raita また、森保監督は攻撃面では、個だけではなく、多くの選手が連動し、チームとして組織力を生かして攻めることを追求しています。同時に、「常にボールを保持して攻撃的にいきたいですが、いつもそれができるとは限らない。受けに回った時も、崩れずに戦っていけるようにしたい」と、パナマ、ウルグアイという強豪相手との試合をシミュレーションしていました。

 今回の2試合には、ロシアW杯に出場した選手も招集されています。実績十分の選手と新戦力がどんな化学反応を見せてくれるのか楽しみです。個人的には、とくに前線の大迫勇也選手と中島翔哉選手、堂安律選手らがどんな連係を見せてくれるのかに注目しています。各世代の融合、化学反応によってさまざまな攻撃のバリエーションを見せてほしいですよね。

 森保監督は「まだまだ試したい選手がたくさんいる」とおっしゃっていたので、この先、11月の強化試合、1月のアジアカップ、そして次のカタールW杯まで、日本代表がどんなチームになっていくのか目が離せません。

サッカーキリンチャレンジカップ2018
日本×パナマ 10月12日(金)よる7時32分~
日本×ウルグアイ 10月16日(火)よる7時~ ※一部地域を除く
テレビ朝日系列で放送 
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■プロフィール
竹内由恵(たけうち・よしえ)東京都出身。2008年入社。
現在の担当番組は『報道ステーション』(月~金 午後9時54分~)
メインキャスター(金) スポーツ(月~木)

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