W杯賢者3人が日本対コロンビアを討論。
「西野朗監督は、持っている」

  • photo by JMPA

倉敷 両監督の采配ですが、70分、ペケルマン監督はホセ・イスキエルドに代わりカルロス・バッカを、西野監督は香川に代えて本田圭佑をフィールドに送りました。

小澤 もともと本田は直前の親善試合ではスタメンで起用されていましたし、ボール保持できるので"タメ"が作れます。なので、本田の途中投入はあらかじめ西野監督も考えていたと思います。それと、セットプレー時の彼の左足のキックに期待したところもあったでしょうし、そういう意味では大迫の決勝点につながるアシストをして結果を出したので、この采配は実ったと思います。

倉敷 コーナーキッカーが本田に代わり、そこから決勝点が生まれました。大迫のゴールシーンはどう分析し、評価しますか?

小澤 特にコーナーキックからの得点は、ボールの質が6、7割で重要になってきますから、本田の蹴ったボールの質があったうえで、大迫がきちんと競り勝ったこと、そして首を振らずに面で当てたヘディングシュートの技術が、見事に結実したゴールだったと思います。

中山 それまでは、右利きのキッカーによるインスイングのボールの軌道に慣れていたコロンビアDF陣が、あの場面では左利きの本田によるアウトスイングのボールが飛んできたことで、軌道を見極める時にちょっとしたズレがあったのかもしれません。いずれにしても、大迫のヘディングの技術は素晴らしかったと思います。

倉敷 再びリードした日本は試合を終わらせるべく、柴崎岳に代えて山口蛍を、大迫を下げて岡崎慎司をピッチに送ります。終盤の印象はいかがですか。

中山 まず山口を投入する前に、ハメスの角度のないところからのシュートを大迫がブロックしてコーナーキックに逃れたシーンがありました。あのシュートブロックは、決勝ゴールと同等の価値があるビッグプレーでした。また、その後の選手交代もゲームを終わらせたという点では評価できると思います。

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