指揮官を直撃。森保ジャパンはパラグアイ遠征で何を試すつもりなのか (6ページ目)

  • 飯尾篤史●取材・文 text by Iio Atsushi
  • 佐野美樹●撮影 photo by Sano Miki

―― なるほど、そういうことですね。

森保 みんながそう思っていたかどうか、わからないですよ。それに、先制されてまだ2~3分。そこでリスクを冒す必要があったのか、その判断のところは働きかけようと思っていますが、トライしてくれたからこそ、次のアプローチができる。ただ、僕に言われたから、何となくやっただけかもしれないので、この件はパラグアイ遠征中に聞いてみようと思っています。

―― そのときの選手たちの思考、判断の流れ、メンタルの持ちようは興味深いですね。

森保 試合が始まるまでは、監督やコーチがアプローチできます。でも、試合が始まってしまえば、ピッチにいる11人が流れを感じて、判断し、決断するのがサッカー。流れが悪いときには、どうやって修正して流れを変えるのか。いいときには、それをどう継続させるのか。そういうところを選手たちには身につけてほしいので、あの2失点目は、僕のなかですごく興味深いんです。

(後編に続く)

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