浅野拓磨が五輪で改めて体感した「世界で通用するために必要なこと」 (4ページ目)

  • 佐藤 俊●文 text by Sato Shun
  • photo by JMPA

「今日の試合は、みんな戦ってくれましたし、みんながチャンスを作ってくれました。でも、僕自身、決めることができなかった。アディショナルタイムに入ってからも、最後に拓実からいいボールが出てチャンスをもらったのに、決め切れなかった。トラップまでは自分の思いどおりだったんですが、GKが前に出てきて、落ち着いて足に(ボールを)当てられるかどうかというコンマ何秒かの勝負のところで、相手に挟まれて慌ててしまった。

 そこはトゥーロンのときもそうだったんですが、日本の課題であり、僕個人の課題でもあります。そこからは目を背けず、しっかり自覚して改善できるようにやっていくしかない。そのためにも、次の試合では勝利につながるゴールを絶対に決めたいと思います」

「みんなと少しでも長くプレーしたい」という浅野。コロンビア戦で自身が味わった屈辱は、次のスウェーデン戦で晴らすしかない。そしてそれが、吉報につながることに期待したい。

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