リオ予選に向け、オランダ遠征で「なでしこ新戦力」を探し出せ! (3ページ目)
さらには、CBのスペシャリストの台頭にも期待したいところ。「あのときは悔しい思いをしたんで、今回は結果を出して、ぜひともオリンピックにつなげたい」と決意を新たに臨むのは、ケガでワールドカップをあきらめざるを得なかった長船加奈(浦和レッズL)。このオランダ戦にかける思いは強い。
さらに、佐々木監督にFWからCBへコンバートされた経緯のある172㎝の長身を誇る坂井優紀(ベガルタ仙台L)、なでしこリーグでは今回ケガで参加辞退した岩清水梓と組んでその実力を確実に伸ばしてきた村松智子(日テレ・ベレーザ)らがテストされる。
「(誰と組んでも)守備としてやることは変わらない。勝負に出るところはしっかりと出てから初めて修正ができる」とはその守備の要となる熊谷。「CBは、やりながら体で覚えるもの」と、チャレンジする選手たちを支える。
オランダ遠征中にオリンピック最終予選の対戦日程が発表された。初戦のオーストラリアから、韓国、中国までは中1日、その後は2日空けてベトナム、再び中1日で北朝鮮と対戦する。序盤の3連戦が勝負の山場となるだけに、選手層の底上げは必須。このオランダ戦で何としても新たな一手となる選手を見い出したい。
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