「決定力不足」の日本代表に求められる新たな人材とは? (2ページ目)
チームが強くなるためには、やはり活性化が必要だ。それも、若くて活きのいい"新しい血"を入れることが大いに望まれる。そこで再び、7人の識者に停滞する日本代表に刺激を与えるような「新戦力」がいないか、話を聞いた。
多くの識者が名前を挙げたのは、ガンバ大阪のFW宇佐美貴史(22歳)だった。アジアカップでは「決定力不足」がクローズアップされたこともあって、昨季三冠(Jリーグ、ナビスコカップ、天皇杯)を達成したガンバの得点源に対する期待は大きかった。
代表入りが待望されている宇佐美貴史。望月重良氏(SC相模原代表/元名古屋グランパスなど)
「代表で宇佐美がどんなプレイをするのか、一サッカー人として、やはり見てみたい。昨季、ガンバでも結果を残して、飛躍的な活躍を見せてくれたわけだからね。正直、これまで代表に呼ばれなかった理由がよくわからない。もし守備面において課題があるにしても、一度(代表に)呼んで、そこで足りない部分を指導してあげればいいこと。それでもダメだったら、外せばいいだけ。とにかく、ポテンシャルの高さは証明されているわけだから、まずは招集してほしい。自信に満ちあふれている選手で、何か大きなモノを手にしてやろうという、ギラギラしたものも感じる。そういう選手が今の代表には必要。同じような雰囲気を持っているFW武藤嘉紀(FC東京。22歳)も含めて、彼らにはどんどんチャンスを与えてほしいと思う」
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