2015.02.13

新代表監督と交渉中!霜田正浩技術委員長はこんな人

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki
  • 長田洋平/アフロスポーツ●写真

緊急特集「よみがえれ! 日本サッカー」(6)

 日本サッカー協会の代表技術委員長という立場。それは、日本代表の強化の全権を託された、ゼネラルマネージャーとも言えるだろう。代表監督を招聘し、それを支え、日本サッカーの舵取りをするのが仕事だ。

 では現在、その重職を与(あずか)る霜田正浩氏(48歳)の実像は、どこまで正しく知られているだろうか?

会見に臨む日本サッカー協会の霜田正浩技術委員長 霜田技術委員長は、アルベルト・ザッケローニ前代表監督と交渉を重ね、その招聘に尽力した人物である。当時、技術委員長だった原博実氏(現在は専務理事)に招かれ、二人で世界のマーケットに飛び込み、代表監督の交渉に挑んでいる。それはかつてない挑戦だった。なぜなら、それ以前はJリーグで仕事をした監督か、その知人を介した人選ばかりだったからだ。

 その交渉を可能にしたのは、霜田氏の”外交力”だった。
 
 1985年に都内の高校を卒業後、彼はブラジルへと渡り、3年間、三浦知良らと親交を深めながらプレイ経験を積んでいる。帰国後はフジタ(現湘南ベルマーレ)、京都紫光クラブ(現京都パープルサンガ)などを渡り歩き、27歳で現役を引退した。選手としては大成できなかったものの、ヴォルテス徳島、京都パープルサンガでフロントに入ると、マネージメント面で手腕を見せ始める。