リオ五輪、ロシアW杯につなげたい手倉森ジャパンの攻撃スタイル (3ページ目)
「今日みたいな(相手が守備を固めてくる)試合は難しいと言われがちだが、もっといい試合ができたと思う。次はまた違う試合になる。試合中に相手を見て考えて、空いているところで、フリーで(パスを)受けられるようにしたい」
2勝1敗の2位でグループDを突破した日本は、決勝トーナメント1回戦でグループCを首位通過したパレスチナと対戦。そしてこれに勝つと、順当ならば続く準々決勝で地元・韓国と対戦することになる。21歳以下の選手だけの日本とは違い、U-23代表にオーバーエイジの選手まで加え、必勝態勢で臨んでいる韓国は優勝候補の筆頭格だ。
これまでの3試合を見る限り、日本は「速い攻守の切り替え」「縦に仕掛ける意識」が徹底されるなかで、得意とする「細かいパスワーク」が発揮されている。敗れたイラク戦も含めて、その戦いぶりは悪くない。
決勝トーナメント1回戦は25日。連覇に向けて、真価が問われるのはこれからである。
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