2014.09.21

蹴球解説!アギーレのサッカーが「攻撃的」である理由

  • 杉山茂樹●文 text by Sugiyama Shigeki
  • 藤田真郷●写真 photo by Fujita Masato

 アギーレのサッカーは攻撃的なのか、守備的なのか。

 就任記者会見でのことだ。アギーレが「まず守りを」と言えば、ある記者が「これまでの路線とは異なるのではないか」と、原博実サッカー協会専務理事に突っ込みを入れた。

 この質問に代表されるように、世の中は、ザッケローニのサッカーは攻撃的だったという認識で、何となく一致している。

ベネズエラ戦で戦況を見つめるアギーレ監督 アギーレを招聘した原さんは、こちらのインタビューにこう答えた(※)

「これまでの路線は間違っていなかった。継承していくべきものだ」

 原さんも「ザッケローニのサッカーは攻撃的だった」と認識しているようだった。原さんはFC東京監督時代、攻撃的サッカーを好む監督として知られていた。ザッケローニはそのコンセプトに基づいて招聘された監督だった。

 イタリアでは実際、そのように位置づけられていた。日本代表監督としても、その通りのサッカーをしたのなら「路線」は貫かれたことになる。W杯本大会で惨敗を喫しても、原さんの大義は貫かれたことになる。そうした筋の通った話ならば、彼の面目もなんとか保たれることになる。