【プロ野球】今江敏晃は前田健太について「二桁近く勝てる」 監督時代にともに戦った選手ら、楽天の戦力を分析した (5ページ目)
【「やってもらわなきゃいけない選手たち」の復活にも期待】
――新外国人選手が加わった外野は、ポジション争いが熾烈です。
「誰が先発に起用されるのかはわかりませんが、外国人選手はどうしても、その時の感情がプレーに出やすい傾向があります。首脳陣は緻密なコミュニケーションを取りながらモチベーションを維持し、チームのために戦ってもらうような雰囲気作りが求められるんじゃないかと思います。日本ハムの新庄剛志監督のように、試合に出られない選手の気持ちを奮い立たせるのは、簡単なことではありません」
――外野には、捲土重来を期す小郷裕哉選手、辰己涼介選手といった面々も控えています。
「僕が監督をしていた2024年は、小郷はイニングフル出場、辰己は最多安打のタイトルを手にする活躍でチームを支えてくれましたが、昨シーズンは思うような結果が残せず苦しみました。起用が限られてくると、成績を残す難しさがあると思いますが、チームとしては『やってもらわなきゃいけない選手たち』ですね」
――そして昨季は規定打席に到達し、22盗塁をマークした3年目の中島大輔選手も、チームの欠かせない存在に成長しました。
「中島大輔は勘が鋭くて、首脳陣が求めるプレーを的確に表現できる選手。僕も多くの場面で助けられました。走力だけでなく、最近は打撃力も伸びてきましたが、多くのライバルに勝たなければいけない状況に萎縮しすぎずにプレーしてほしいです。
あとは、現役ドラフトで加わった佐藤直樹(ソフトバンク→楽天)も存在感を示しています。そういった選手が実力を発揮できるような環境が整えば、上位進出も期待できると思います」
(後編:今江敏晃のパ・リーグ順位予想は「勢いの差」で1位を決定 楽天など3位以降は「どう入れ替わってもおかしくない」>>)
【プロフィール】
今江敏晃(いまえ・としあき)
1983年8月26日生まれ、京都府出身。PL学園では1年時から活躍し、2001年のドラフト3位でロッテに入団。勝負強い打撃、ゴールデングラブ賞を4度受賞した守備で中心選手として活躍。2005年、2010年のロッテの日本一にも大きく貢献し、いずれもシリーズMVPに輝いた。2006年にはWBC日本代表として優勝に貢献した。2016年に楽天に移籍し、2019年に引退。2020年から楽天でコーチを務め、2024年には監督としてチームを率いた。
著者プロフィール
浜田哲男 (はまだ・てつお)
千葉県出身。専修大学を卒業後、広告業界でのマーケティングプランナー・ライター業を経て独立。『ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)』の取材をはじめ、複数のスポーツ・エンタメ系メディアで企画・編集・執筆に携わる。『Sportiva(スポルティーバ)』で「野球人生を変えた名将の言動」を連載中。『カレーの世界史』(SBビジュアル新書)など幅広いジャンルでの編集協力も多数。
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