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【プロ野球】今江敏晃は前田健太について「二桁近く勝てる」 監督時代にともに戦った選手ら、楽天の戦力を分析した (4ページ目)

  • 白鳥純一●取材・文text by Junichi Shiratori

【課題の長打力不足の解消は?】

――続けて野手について伺います。まずキャッチャーは、昨シーズンは太田光選手が111試合でマスクを被りました。

「スローイングが魅力の太田光と、やはり昨年に出場機会を増やした堀内謙伍を中心に、石原彪(つよし)、YG安田、横浜から移籍した伊藤光など、人材は揃っている印象です。

 伊藤の起用法はまだ不透明ですが、豊富な経験があり、正捕手を争う若手選手の刺激になるでしょう。アクシデントに冷静に対応できる点でも、控えていてくれるだけで心強いのではないかと思います」

――若手野手でいうと、昨シーズンにベストナインに選ばれた宗山塁選手のさらなる飛躍に期待ですね。

「とにかく完成度の高い選手ですが、ルーキーだった昨シーズンは、首脳陣が疲労やケガに気を配りながら起用しているような感じもありました。宗山自身は全試合出場を目標に掲げているようですし、彼の存在は本当に心強い。2年目に懸ける意気込みがどのような数字に現れるのか。今シーズンの楽しみのひとつです」

――ショートからサードにコンバートされた村林一輝選手も、昨シーズンはゴールデングラブ賞とベストナイン、最多安打のタイトルを獲得し、自己最高成績を残しました。

「もともと素晴らしかった守備に加えて、二軍で必死に苦労しながら考え抜いたバッティングがようやく形になった印象ですね。タイトルを獲った自信とともに、思いきりのいい打撃を活かして、まだまだ上を目指してほしいです」

――楽天打線の課題としては、昨シーズンのチーム本塁打数が70本でリーグ最下位と、長打力や得点力にあるかと思います。

「昨シーズン途中に加入して打率.300、13本塁打を放ったルーク・ボイトや、オスカー・ゴンザレス、新加入のカーソン・マッカスカーらの長打力に期待せざるを得ない部分はあると思います。外国人選手枠に限りがあるなかで、三木肇監督はどのように起用していくのか。そして、本拠地の外野のフェンスが狭くなり、本塁打が出やすくなった状況をどのように勝利に結びつけていくのかといった点も注目です」

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