検索

【プロ野球】「ヤクルトは練習不足と言われるが...」 池山監督が明かしたキャンプでの変化 若手が"自分を変えた理由" (4ページ目)

  • 島村誠也●文 text by Seiya Shimamura

「チームでの立場が変わったので、先頭に立ってやっていかなければいけないですし、その責任を強く感じています。マインドの部分もそうですが、まずは自分のプレーをしっかりすること。そうした一つひとつの行動が大事になってくるのかなと思っています。

 選手会長として、監督やコーチ、裏方のスタッフ、トレーナー、そして選手全員でひとつの目標に向かっていければ、自ずといい結果もついてくると思っています。個人としては、昨年ある程度試合に出させてもらい、いろいろな経験もできました。今年こそは正捕手の座をつかみ取りたいという思いでスタートしています」

 池山監督は浦添キャンプを過ごすなかで「選手たちの気持ちが変わってきた」と語り、次のように続けた。

「ヤクルトは練習が足りないと言われていますが、個々の練習量は増えていると思っています。午前練習前の1時間も体を動かしていますし、個別の時間を取れば取るほど練習する選手が多いので......。そのあたりを止めることがなかなかできず、ケガ人が出てしまった部分もあります。そのことで自分の思い描いていたプランも、若干変わりつつあります。今は、いかにポジションを埋めていくか、ケガをした選手が順調に戻ってきた時にどうしていくかなど、崩しては新しくするという感じでやっています」

 3月8日、二軍戸田球場(埼玉)では、浦添キャンプをケガで離脱した山田、内山、並木、松下、石井が、それぞれ復帰へ向けて練習で汗を流していた。ほかにも、左膝半月板手術からの復帰を目指す茂木栄五郎はすでに実戦を重ね、塩見泰隆も「(試合する姿は)近々、見られるでしょう!」と心強いひと言。

 チームが大きく生まれ変わるには、生みの苦しみや痛みがあるのは当然のことだ。池山監督は言う。

「このキャンプの試みがよかったのか悪かったのかは、今後の結果でしかわからないので、しっかり頑張っていきたい」

著者プロフィール

  • 島村誠也

    島村誠也 (しまむら・せいや)

    1967年生まれ。21歳の時に『週刊プレイボーイ』編集部のフリーライター見習いに。1991年に映画『フィールド・オブ・ドリームス』の舞台となった野球場を取材。原作者W・P・キンセラ氏(故人)の言葉「野球場のホームプレートに立ってファウルラインを永遠に延長していくと、世界のほとんどが入ってしまう。そんな神話的レベルの虚構の世界を見せてくれるのが野球なんだ」は宝物となった。以降、2000年代前半まで、メジャーのスプリングトレーニング、公式戦、オールスター、ワールドシリーズを現地取材。現在は『web Sportiva』でヤクルトを中心に取材を続けている。

フォトギャラリーを見る

4 / 4

キーワード

このページのトップに戻る