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【プロ野球】「ダイヤモンドは白紙」 ヤクルト・池山新体制で始まった大競争 山田哲人は三塁挑戦、二遊間は激戦区に (4ページ目)

  • 島村誠也●文 text by Seiya Shimamura

 キャンプが中盤に差しかかった頃、内山は左脇腹を痛めるアクシデントに見舞われた。その後、合流した二軍の宮崎・西都キャンプでは、ティー打撃やノック、キャッチボール、ウエイトトレーニングも再開。復帰へ向けて順調な様子だった。

 代わって浦添キャンプに招集されたのが、「体のサイズを変えました」という高卒2年目の田中陽翔だった。昨シーズンは一軍で6試合に出場し、打率.308を記録した。

 入団時のサイズ183センチ、88キロの体は、さらに厚みを増していた。

「去年は夏場に体重が減ってしまったので、冬は体を大きくするチャンスだと思い、トレーニングで増やしました。今は93キロです。やっぱり長打を打てる選手は絶対に必要だと思いますし、自分もそういう打者になるために体を大きくしました。立浪和義さん(元中日)や坂本勇人さん(巨人)のように2000本安打を達成し、『この選手は二塁打が多いな』と思われるような選手になりたいですね。外野に向かって伸びていく打球を右中間、左中間に量産したいです」

 池山監督はダイヤモンドの構想について、「(ケガで)ひとり抜け、ふたり抜けとなりましたのでね」と苦しい胸の内をにじませた。

「誰をどこに当てはめるかというところですが、現状では長岡のショートは動かせないので、伊藤琉偉との競争になります。両外国人(一塁のオスナと左翼のサンタナ)もハマると思うので、あとはほかの選手がどうハマるかを見ていきたいですね」

つづく>>

著者プロフィール

  • 島村誠也

    島村誠也 (しまむら・せいや)

    1967年生まれ。21歳の時に『週刊プレイボーイ』編集部のフリーライター見習いに。1991年に映画『フィールド・オブ・ドリームス』の舞台となった野球場を取材。原作者W・P・キンセラ氏(故人)の言葉「野球場のホームプレートに立ってファウルラインを永遠に延長していくと、世界のほとんどが入ってしまう。そんな神話的レベルの虚構の世界を見せてくれるのが野球なんだ」は宝物となった。以降、2000年代前半まで、メジャーのスプリングトレーニング、公式戦、オールスター、ワールドシリーズを現地取材。現在は『web Sportiva』でヤクルトを中心に取材を続けている。

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