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【野球】アダム・ウォーカーはBC神奈川の主砲として、巨人、ソフトバンク時代も経験しなかった日本一を目指す (2ページ目)

  • 白鳥純一●取材・文・撮影 text & photo by Shiratori Junichi

 その後は、故郷のアメリカ・ミルウォーキーなどでのトレーニング期間を経て、5月にBC神奈川への入団を発表。「プレーヤーとしてさらに成長できると思い、このチームを選びました。若いプレーヤーが多いチームですが、僕は選手として長い時間を過ごしてきましたから、きっとさまざまなアドバイスができると思います」と意欲を語ったウォーカーは、主軸としてはもちろん、ムードメーカーとしてもチームに貢献した。

【NPBより環境は過酷だが、ポジティブに向き合う】

 今季は東西2リーグ、8チーム体制によるリーグ戦が行なわれたルートインBCリーグ。全52試合制のリーグ戦を戦う選手の多くは、NPBでのプレーを夢見る若手プレーヤーだ。10月に34歳を迎えるウォーカーとは、年齢がひと回り以上離れていることも珍しくない。

「若い選手と一緒に過ごしていると、僕も『まだまだ十分にやれる!』という気持ちが湧き上がってきますし、彼らの野球と向き合う姿勢からたくさんのことを学ばせてもらっています」

 充実した日々をそのように語るウォーカーは、猛暑のなかでの連戦が続く独立リーグの環境に対しても、いたって前向きだ。

「確かに過密な試合スケジュールが組まれていますけど、それも野球の一部ですし、多くの試合に出れば、そのぶん自分が活躍するチャンスも増える。何よりも、毎日仲間と一緒に球場で過ごす時間をいつも楽しみにしていますし、自分自身の課題に向き合い、ファンに勝利を届けるためにプレーすることが、僕の充実した人生につながっているように思います」

 昨年末には、日本人の女性と結婚。SNSには、プライベートや練習の合間に出向いたスポットの写真もアップロードされており、慣れ親しんだ異国での生活を楽しんでいる様子も伺える。

「去年までは、遠征に行った時の"お決まりコース"があって、空いた時間にいろいろなところに出かけていました。今季は、試合終了後すぐに移動しなければならないケースも多く、観光に費やす時間はあまり持てていませんが、それでも山梨に向かうバスの窓から見た大きくて美しい富士山の姿は忘れられなくて、遠征の時は毎回楽しみにしていました」

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