【プロ野球】今中慎二が語る苦境の中日に見えてきた希望 僅差の試合をモノにするため、守護神の復帰が「非常に大きい」
今中慎二が語る中日の現状とCS争い 前編
8月19日時点でセ・リーグ5位の中日(47勝60敗2分け)。3位のDeNAまで5ゲーム差とクライマックスシリーズ(CS)進出を狙える位置にいるが、投打の現状はどうなのか。かつて中日のエースとして活躍し、1993年に沢村賞を受賞、引退後は中日で投手コーチも務めた今中慎二氏に聞いた。
右ヒジの故障から8月9日に一軍復帰を果たした松山 photo by Sankei Visualこの記事に関連する写真を見る
【一時は7連勝も......勝てる試合を落とすケースが目立つ】
――先発ピッチャー陣をどう見ていますか?
今中慎二(以下:今中) 最近は、先発ピッチャーが序盤から5、6点取られて試合を壊すようなことがないですし、及第点じゃないですかね。勝ち星が伸びていないピッチャーもいますが、勝ち負けに関しては打線との兼ね合いがありますから。
――以前、先発ピッチャーが序盤からフォアボールを出し、リズムを崩すケースが多いと指摘をされていましたが、その点についてはいかがですか?
今中 以前よりは減ったとは思いますが、先発に限らず、いまだにそれはありますね。最近はリリーフ陣でそれがちょっと目につくかなと。どのチームも、この時期は先発よりリリーフのほうが疲れますから。
リーグとしては、阪神は抜きん出ていますが、ほかのチームは決定打がない。どのチームにもチャンスがある、という言い方もできますけどね。
――クローザーの松山晋也投手が戦列に復帰しましたが、いない間はやりくりに苦労した印象です。
今中 彼がいない影響は顕著に出ましたね。しわ寄せじゃないですが、誰が9回に行くのか? みたいな感じになっていた。ベンチは期待感を持って送り出していたと思いますが、橋本侑樹やジュニオル・マルテ、清水達也も打たれたり......。勝ちパターンのピッチャーがことごとくやられるというのは、苦しい状況だったなと。
7月に7連勝した時に勝率が5割手前くらいまでいきましたが、また借金が増えてしまっている。勝てる試合を落とすケースが目立っていますね。
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著者プロフィール
浜田哲男 (はまだ・てつお)
千葉県出身。専修大学を卒業後、広告業界でのマーケティングプランナー・ライター業を経て独立。『ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)』の取材をはじめ、複数のスポーツ・エンタメ系メディアで企画・編集・執筆に携わる。『Sportiva(スポルティーバ)』で「野球人生を変えた名将の言動」を連載中。『カレーの世界史』(SBビジュアル新書)など幅広いジャンルでの編集協力も多数。




















