DeNA三森大貴が語るプロ人生初のサヨナラ安打 新天地での挑戦とユーティリティーとしての覚悟 (3ページ目)
「ベイスターズに来てから環境も含めて新しいことが多いですし、1年目からいろいろな経験をさせてもらっているので、これが将来自分のためになればいいなって思っています。求められるところでやって、それに応えて、結果を出すことで出場機会を得ることが大事だと思いますし、とにかく満足することなく、もっともっといいものを出していけるようにしたいですね」
横浜という新たな土地で着実に一歩一歩を踏みしめている三森だが、セ・パ交流戦では古巣のソフトバンクと相対した。1戦目は代打で出場し、2戦目はファースト、3戦目はサードでスタメンを飾ったが、8打数1安打と結果を出すことができず、チームも3連敗を喫した。初めて対戦する古巣は、三森の目にどのように映ったのだろうか。
「ほかのチームと対戦するよりも、変な緊張感がありましたね。思ったのは、本当にそつなく強いなってことです。ミスをすることなく、淡々と試合を進めて、相手よりも1点でも多く取ることに全力を傾ける。そういう意味ではイメージどおりというか、自分がホークス時代に感じていたまんまのチームでした」
絶対王者の強さを、身をもって知った初めての対戦だった。では、新たに身を置くDeNAは、三森の目にどのように映っているのだろうか。
三森大貴(みもり・まさき)/1999年2月21日生まれ。埼玉県出身。青森山田高では2年秋から4番に座り、東北大会で打率.571をマークし、センバツ出場に貢献した。2016年のドラフトでソフトバンクから4位で指名され入団。3年目の19年に一軍出場を果たし、21年、22年と100試合以上に出場。24年オフにトレードでDeNAに移籍。ユーティリティプレーヤーとして存在感を発揮している。
著者プロフィール
石塚 隆 (いしづか・たかし)
1972年、神奈川県出身。フリーランスライター。プロ野球などのスポーツを中心に、社会モノやサブカルチャーなど多ジャンルにわたり執筆。web Sportiva/週刊プレイボーイ/週刊ベースボール/集英社オンライン/文春野球/AERA dot./REAL SPORTS/etc...。現在Number Webにて横浜DeNAベイスターズコラム『ハマ街ダイアリー』連載中。趣味はサーフィン&トレイルランニング。鎌倉市在住
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