巨人を戦力外となった高橋優貴が球団スタッフのオファーを断り、社会人野球でプレーすることを決めた理由 (3ページ目)
── ドラフト1位で指名された「元プロ教員」は、東海大相模高・原俊介監督(巨人)、西城陽高・染田賢作監督(横浜)、宝塚西高・杉本友監督(オリックス)らをはじめ、過去に7人います。
高橋 僕の高校時代と比較すると、現在は元プロ教員が圧倒的に増えています。元プロの視点でのアドバイスなど、将来的にチャンスがあれば携わってみたいとも思います。
── プロ野球選手が社会人野球を経由してNPBに復帰した例は過去3人です。渡邉孝男さん(西武→社会人→日本ハム)、宇野雅美さん(巨人→社会人→ヤクルト)、杉原洋さん(ロッテ→社会人→横浜)です。
高橋 そうなんですか。でも先述したように、現在はミキハウスの野球部員として、社会人野球の全国2大大会(都市対抗、日本選手権)に出場して、勝って恩返しが目標です。頑張ります。
高橋優貴(たかはし・ゆうき)/1997年2月1日生まれ。茨城県出身。東海大菅生から八戸学院大に進学し、大学通算20勝、301奪三振を記録。2018年のドラフトで巨人から1位指名を受け入団。19年4月4日の阪神戦でプロ初登板・初先発・初勝利をマーク。21年には11勝を挙げる活躍を見せた。22年に左ヒジのクリーニング手術を受け、23年は育成選手としてスタート。同年4月に支配下登録されたが、6試合に登板に終わる。24年は一度も一軍登板がなく、オフに戦力外通告を受ける。25年から社会人野球のミキハウスでプレーしている
プロ野球見るなら『DMM×DAZNホーダイ』がおすすめ。
月額3,480円で視聴可能!
パ・リーグ主催試合が見放題!過去6,000試合以上も!
月額1,595円(税込)〜!ファンクラブ割ならさらにお得!
PC、スマホ、TVで楽しもう!
>>> 「パーソル パ・リーグTV」の詳細はこちら! <<<
著者プロフィール
飯尾哲司 (いいお・てつじ)
静岡県生まれ。『週刊ベースボール』編集部出身。野村克也氏『私の教え子ベストナイン』『リーダーとして覚えておいてほしいこと』、元横浜高野球部長・小倉清一郎氏『小倉ノート』をはじめ、書籍の企画・取材・著書多数。プロ野球現場取材歴35年。早稲田大学大学院修士課程修了。学術論文「エリートアスリートはなぜセカンドキャリアで教員を選択したのか:プロ野球選手とJリーガーの事例をもとに」(スポーツ産業学研究, Vol.33, No.1, p.63-73,2023.)
フォトギャラリーを見る
3 / 3