山本祐大が明かすベイスターズの捕手争いへの本音 「12球団一厳しい。突き上げは常に感じている」 (3ページ目)
── たしかに、牧秀悟選手などが積極的に投手に声をかけているシーンが目につきますね。
山本 ええ、内野陣には「声をかけてください」と話をしていますし、チーム全体としてもコミュニケーションはとれていると思います。
── プロ8年目、レギュラーとしてマスクをかぶっていますが、DeNAは昨年のポストシーズンで存在感を示したベテランの戸柱恭孝選手や若手の松尾汐恩選手、さらに経験豊富な伊藤光選手など、レベルの高い捕手層にあって、山本選手は「さらさら負ける気はない」と開幕前におっしゃっていました。
山本 もちろんです。むちゃくちゃいい刺激を受けていますし、僕自身まだまだ成長しなければいけないと思わせてくれる環境ですね。12球団のなかで、正捕手争いが一番厳しいチームだと思いますし、それが僕らの強みでもある。ライバルではあるけど、敵ではないので心強いですし、負けたくないという気持ちが僕自身、いい方向に働いている。とくに汐恩なんてイケイケの若手ですからね。突き上げは常に感じていますよ。
── 松尾選手は少ないチャンスで、早速ホームランを打っていましたね。
山本 バッティングがいいのは知っていましたけど、やっぱりああいった状況で打てるというのはメンタリティーも含め、すばらしいなって素直に思いました。自分ももっと頑張らなければいけないし、5年後も負けないようにと思いながら日々を過ごしています。
── 松尾選手は学生時代から注目を浴びたドラ1選手。一方、失礼ですが山本選手はほぼ無名の状況からはい上がってきた雑草魂の選手。やっぱりそこは負けられない?
山本 本当そうなんですよ。そこは声を大にして言いたいですね(笑)。
山本祐大(やまもと・ゆうだい)/1998年9月11日生まれ、大阪府出身。京都翔英高の3年夏に石原彪(楽天)とともに甲子園に出場。その後大学進学予定も断念して、2017年5月に独立リーグBCLの滋賀ユナイテッドベースボールクラブ(現・滋賀GOブラックス)に入団。17年ドラフト9位でDeNAに入団。ルーキーイヤーからプロ初打席初本塁打を放つなど、存在感を発揮。24年は正捕手として、ベストナインとゴールデングラブ賞を獲得するなど、飛躍の1年となった
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著者プロフィール
石塚 隆 (いしづか・たかし)
1972年、神奈川県出身。フリーランスライター。プロ野球などのスポーツを中心に、社会モノやサブカルチャーなど多ジャンルにわたり執筆。web Sportiva/週刊プレイボーイ/週刊ベースボール/集英社オンライン/文春野球/AERA dot./REAL SPORTS/etc...。現在Number Webにて横浜DeNAベイスターズコラム『ハマ街ダイアリー』連載中。趣味はサーフィン&トレイルランニング。鎌倉市在住
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