【プロ野球】今中慎二が分析する中日の現状 小笠原慎之介や守護神が抜けた穴、得点力不足は解消できるか (4ページ目)
――細川成也選手にも打点を期待したい?
今中 チームの課題が得点力ですから、当然期待はかかりますね。ホームランもいいですが、やっぱりチャンスでどれくらい打てるかです。100打点くらい稼いでくれたら、チームの得点力もガラリと変わるので。昨季は23本塁打、67打点ですから物足りませんでした。中田、細川がいかに打点を挙げるかはポイントになるでしょうね。石川昂弥も中軸で起用し続けるのであれば、同じことが言えます。
それと先ほども話しましたが、打つほうではボスラー、投げるほうではマラーやウォルターズ、マルテといった新外国人がどれだけやってくれるか。今季の中日は、例年以上に新外国人の出来がカギを握っていると思います。
(後編:セ・リーグ順位予想 大型補強の巨人、昨年日本一のDeNAなど上位にきそうなチームは?>>)
【プロフィール】
◆今中慎二(いまなか・しんじ)
1971年3月6日大阪府生まれ。左投左打。1989年、大阪桐蔭高校からドラフト1位で中日ドラゴンズに入団。2年目から二桁勝利を挙げ、1993年には沢村賞、最多賞(17勝)、最多奪三振賞(247個)、ゴールデングラブ賞、ベストナインと、投手タイトルを独占した。また、同年からは4年連続で開幕投手を務める。2001年シーズン終了後、現役引退を決意。現在はプロ野球解説者などで活躍中。
著者プロフィール
浜田哲男 (はまだ・てつお)
千葉県出身。専修大学を卒業後、広告業界でのマーケティングプランナー・ライター業を経て独立。『ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)』の取材をはじめ、複数のスポーツ・エンタメ系メディアで企画・編集・執筆に携わる。『Sportiva(スポルティーバ)』で「野球人生を変えた名将の言動」を連載中。『カレーの世界史』(SBビジュアル新書)など幅広いジャンルでの編集協力も多数。
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