侍ジャパン合宿取材でヒロド歩美が「違う雰囲気」を感じた「将来の大黒柱」とは (3ページ目)
【一流から若手に受け継がれる精神と技術】
また、井端監督の考えの中には、若い選手たちの成長と、侍ジャパンの継続性ということもあると思います。昨年11月の『アジアプロ野球チャンピオンシップ』で侍ジャパンの監督になったわけですが、当時から若い選手たちに関し熱弁していたので、井端監督は日本代表チームの総合力の底上げの意識をすごくお持ちだと思います。
それに、源田壮亮選手(西武)といったような経験豊富なプレーヤーから若い選手たちがどんなことを吸収するのかにも注目しています。髙橋投手に話を聞いた時、WBCではダルビッシュ有投手や大谷翔平選手の技術やマインドに多大な影響を受けたと言っていました。
ただ、上の世代だけでなく、若い髙橋投手から影響を受ける同世代の選手もいるでしょうし、上下関係なく侍ジャパンのチームメイトとして、情報交換や吸収することはあると思います。髙橋投手と戸郷翔征投手(巨人)は「フォーク談義」をしたと言いますし、意見を交わすだけでかなり刺激があるのだと思いました。
大会が進むにつれ、厳しい試合が多くなっていくとは思いますが、連覇に向かって井端監督率いる侍ジャパンがどんな成長をしてくれるのかを楽しみにしたいと思います!
終わり
【プロフィール】
ヒロド歩美 ひろど・あゆみ
1991年10月25日生まれ。兵庫県宝塚市出身。早稲田大学国際教養学部卒業後、2014年に朝日放送テレビ(ABCテレビ)入社。2016年に『熱闘甲子園』のキャスターに就任。その後は『サンデーLIVE!!』『芸能界常識チェック!〜トリニクって何の肉!?〜』『芸能人格付けチェック』などに出演。2023年からフリーとなり、現在まで『報道ステーション』のスポーツキャスターを務めている。
著者プロフィール
石塚 隆 (いしづか・たかし)
1972年、神奈川県出身。フリーランスライター。プロ野球などのスポーツを中心に、社会モノやサブカルチャーなど多ジャンルにわたり執筆。web Sportiva/週刊プレイボーイ/週刊ベースボール/集英社オンライン/文春野球/AERA dot./REAL SPORTS/etc...。現在Number Webにて横浜DeNAベイスターズコラム『ハマ街ダイアリー』連載中。趣味はサーフィン&トレイルランニング。鎌倉市在住
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