侍ジャパン合宿取材でヒロド歩美が「違う雰囲気」を感じた「将来の大黒柱」とは (2ページ目)
【成長にフォーカスして応援してもらえたら】
清々しいバチバチ感はキャッチャー陣も同様で、古賀悠斗選手(西武)も「出られる選手は限られてしまうから、どこまで存在感を出せるか」と意気込んでいました。古賀選手に限らず、どの選手と話しても自分をしっかりアピールしてチームに貢献したい気持ちが強く、目指す方向は全員一緒だからこそ、お互いを尊敬し合っているからこそ、見ていて気持ちがよくワクワクするバチバチ感なのかなと分析しました。
井端弘和監督もおっしゃっていましたが、国際大会の経験というのは選手たちにとってこれ以上ない財産になるはずです。今回の選手選考はフレッシュな顔ぶれですが、ここでの経験を糧にして大きく伸びていく「可能性を秘めた選手たちばかり」というのが井端監督の見解でしたし、自分のチームへ持ち帰ることはもちろん、今後の侍ジャパンにつながっていくと思います。
試合はバンテリンドームからスタートし、台湾に舞台を移し、スーパーラウンドから東京ドームで開催されます。日本がいるグループBは、韓国や台湾、オーストラリア、そしてキューバとドミニカ共和国という強豪国がいます。
私個人の視点としては、侍ジャパンには高校時代の甲子園のヒーローがいたり、またU-18、U-15でプレーした選手たちがいるので、ここまでどんな思いで成長を遂げたかにフォーカスして応援して、取材をつづけていきたいと考えています!
小園海斗選手(広島)は高校2年のU-18の時に一緒だった、ひとつ上の清宮幸太郎選手(日本ハム)への憧れが強くて、当時は手袋をプレゼントされてすごく喜んでいました。それからまた巡り巡って同じチームにいるというのも、選手それぞれの歩みとつながりがあって興味深いです。
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