【ドラフト2024】くふうハヤテの元公務員投手・早川太貴が阪神から育成3位で指名 「新設ファーム球団」が示した意義 (4ページ目)
だが、早川は言う。
「独立リーグだとなかなか得られないような、球速以外の細かいデータなども示してもらえたのはよかったし、なにより本当に野球一本で、後悔ない選択したい人には一番いい環境だったと思います」
正直、筆者は当初もっと大きなムーブメントが起きることを期待していた。そのため、若干のモヤモヤ感が残るドラフトになった。それでも「NPBの公式戦を1年間戦いながら、ドラフト指名を待つ」という第一歩を踏み出した意義は大きく、今後も引き続き注目していきたい。
著者プロフィール
田尻耕太郎 (たじり・こうたろう)
1978年生まれ、熊本市出身。 法政大学で「スポーツ法政新聞」に所属。 卒業後に『月刊ホークス』の編集記者となり、2004年8月に独立。 九州・福岡を拠点に、ホークスを中心に取材活動を続け、雑誌媒体などに執筆している。
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