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荒木雅博が選出する2024年「ベスト二遊間コンビ」 ニューフェイス続々! (4ページ目)

  • 水道博●文 text by Suido Hiroshi

── 二遊間コンビの守備で大事なことは何ですか。

荒木 たとえばランナーが一塁にいる場面で、ダブルプレーだと思った打球に対して、確実に2つのアウトを取ることです。捕球はもちろん、素早く正確な送球も必要とされます。

── 荒木さんがセカンドの守備で一番気を遣ったのはどんなプレーですか。

荒木 左右に飛んだゴロというのは、そんなに難しくありません。その一方で、正面の打球というのは跳ね方が見づらくて、意外と難しいんです。それはショートも同じだと思いますが、バウンドを合わせるのに気を使いましたね。

── 最後に、現状で日本一の二遊間コンビはどのふたりになるでしょうか。

荒木 やはり、昨年日本一になった中野選手と木浪選手のコンビでしょうか。名手・菊池選手とコンビを組む広島の小園海斗選手は、昨年あたりから守備がうまくなってきました。巨人の吉川尚輝選手とコンビを組む門脇選手も同様です。やはり二遊間コンビはどちらかが実績があると、もう一方も引っ張られてうまくなります。私も井端(弘和)さんに引っ張ってもらいました。あと個人的には、中日の後輩になる田中、村松の二遊間コンビには、さらなる飛躍を期待したいですね。


荒木雅博(あらき・まさひろ)/1977年9月13日、熊本県生まれ。熊本工高から95年ドラフト1位で中日に入団。02年からレギュラーに定着し、落合博満監督となった04年から6年連続ゴールデングラブ賞を受賞するなど、チームの中心選手として活躍。とくに井端弘和との「アラ・イバ」コンビは中日黄金期の象徴となった。17年にプロ通算2000安打を達成し、翌18年に現役を引退した。引退後は中日のコーチとして23年まで指導し、24年から解説者として新たなスタートを切った

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