西武ドラ1左腕・武内夏暉は「新人王候補筆頭」 プロの舞台でも対戦したい投手は? (3ページ目)

  • 白鳥純一●文 text by Shiratori Junichi

 同期入団の東都大学リーグ出身の7投手とは、プロの世界でも投げ合うことが予測される。その意気込みを語るとともに、開幕が近づく今季の目標をこう語った。

「大学のリーグ戦でも投げ合った細野晴希投手(東洋大→北海道日本ハム)と、プロの世界でも対戦してみたい。ただ、まずは信頼を勝ち取り、苦しい時にもチームを引っ張っていけるような投手になりたいです。多くの方からの期待にしっかり応えて、本当にファンに愛してもらえるような選手になりたいと思っています。みなさんと一緒に協力しながら、チームの勝利に貢献できるように全力で頑張ります」

 武内は2月23日の紅白戦に登板し、2回を無安打無失点。開幕ローテーション入りを目指して前進を続ける。

【プロフィール】
武内夏暉(たけうち・なつき)

2001年7月21日生まれ。福岡県北九州市出身の22歳。186cm・90kg。左投げ左打ち。最速153キロの投手。福岡・八幡南高では1年秋にベンチ入りしたが、甲子園の出場経験はなし。國學院大に進学後、2年秋の明治神宮大会2回戦で九州産業大を相手に無四球完封。3年秋のリーグ戦では4勝0敗、防御率0.68でMVPを受賞した。2023年ドラフトで3球団から1位指名を受け、埼玉西武ライオンズに入団した。

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