DeNAドラ1・度会隆輝の最大の武器は上昇気流を生み出す元気「見ている人たちを幸せに」 (3ページ目)
幸せの伝道師とでもいうべきか。ルーキーに過度の期待は禁物だという意見もあるが、まだ何も始まってはいない今、度会のこの様子を目の当たりにしてしまうと、期待ばかりが膨らんでしまう。いずれにせよ最初の答えはシーズン開幕には出ることになるが、辛酸を舐めた経験のある利発な度会であれば、結果を示すことができなければ生き残れないことは重々承知しているはずだ。
澄み切った青空のような人間である度会が、果たしてドラ1のプレッシャーのなか、どのようにしてこの世界でサバイブしていくのか、注目の2024年シーズンになりそうだ。
度会隆輝(わたらい・りゅうき)/2002年10月4日、千葉県生まれ。兄の影響で野球を始め、小学校時代は船橋ボーイズ、東京北砂リトルでプレーし、6年時にヤクルトジュニアとしてNPBジュニアトーナメントに出場した。中学時代は佐倉シニアに所属、3年時にジャイアンツカップ優勝。侍ジャパンU−15代表でプレーし、アジアチャレンジマッチ2017でMVP受賞。横浜高では1年夏と2年春に甲子園出場。高校通算24本塁打。ENEOSでは入社1年目から日本選手権、都市対抗に出場。22年の都市対抗では打率.429、4本塁打、11打点で9年ぶり12度目の優勝に貢献し、橋戸賞、打撃賞、若獅子賞を受賞。23年のドラフトでDeNAから1位指名を受け入団した
著者プロフィール
石塚 隆 (いしづか・たかし)
1972年、神奈川県出身。フリーランスライター。プロ野球などのスポーツを中心に、社会モノやサブカルチャーなど多ジャンルにわたり執筆。web Sportiva/週刊プレイボーイ/週刊ベースボール/集英社オンライン/文春野球/AERA dot./REAL SPORTS/etc...。現在Number Webにて横浜DeNAベイスターズコラム『ハマ街ダイアリー』連載中。趣味はサーフィン&トレイルランニング。鎌倉市在住
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