WBC準々決勝で激突のイタリアはどんなチーム? ピアッツァ監督を直撃「我々は失うものは何もない」 (4ページ目)
イタリア代表メンバーは、イタリア系アメリカ人、そして本国のイタリア人で構成されている。マット・ハービーは言う。
「私たちの血を引く国にとって、非常に特別。それはチーム全員にとって同じことで、我々はファミリー(イタリア代表)のためにプレーしている」
ニッキー・ロペスは、WBCという大会の意義をこう表現した。
「この大会は、世界中からたくさんの人、国が集まりプレーしている。私たちのチームは親密だ。ハングリー精神にあふれ、自分たちの名を上げたいと思っているが、同時にお互いのためにプレーしている。この戦いはとにかく特別だ」
イタリア代表はチームのGMを務めるジョン・マルコと同じ口髭を全選手がたくわえたり、またダグアウトにエスプレッソマシーンを置いたり、とにかくこの大会を心から楽しんでいるようだった。
激闘の末、プールAを2位で通過し、ピアッツァ監督曰く「ヨーロッパ野球のルネッサンス」を起こした今大会のイタリア。16日に東京ドームで行なわれる日本戦で、ピアッツァ監督はどんな戦いを仕掛けてくるのか。全試合を見てきた私は、本当に楽しみで仕方ない。
著者プロフィール
オカモト"MOBY"タクヤ
1995年結成、"LIVE CHAMP"の異名を持つロックバンド「SCOOBIE DO」のドラマー兼マネージャー。MLBコメンテーターとしても精力的に活動し、J SPORTS、ABEMA、SPOTV NOWのMLB中継の解説及び実況を担当。2022年4月には初の著書『ベースボール・イズ・ミュージック~音楽からはじまるメジャーリーグ入門』(左右社)を出版。MLBに関するテレビ・ラジオ出演や執筆活動も多数。2021年にはテレビ東京系ドラマ『生きるとか死ぬとか父親とか』で俳優としてもデビュー。
Twitter: @moby_scoobie_do
Instagram: @moby_scoobiedo
オランダ戦で勝利し、準々決勝進出を決めたイタリア代表のマイク・ピアッツァ監督
4 / 4