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WBC準々決勝で激突のイタリアはどんなチーム? ピアッツァ監督を直撃「我々は失うものは何もない」 (4ページ目)

  • オカモト“MOBY”タクヤ●文 text by Okamoto “MOBY” Takuya
  • photo by Getty Images

 イタリア代表メンバーは、イタリア系アメリカ人、そして本国のイタリア人で構成されている。マット・ハービーは言う。

「私たちの血を引く国にとって、非常に特別。それはチーム全員にとって同じことで、我々はファミリー(イタリア代表)のためにプレーしている」

 ニッキー・ロペスは、WBCという大会の意義をこう表現した。

「この大会は、世界中からたくさんの人、国が集まりプレーしている。私たちのチームは親密だ。ハングリー精神にあふれ、自分たちの名を上げたいと思っているが、同時にお互いのためにプレーしている。この戦いはとにかく特別だ」

 イタリア代表はチームのGMを務めるジョン・マルコと同じ口髭を全選手がたくわえたり、またダグアウトにエスプレッソマシーンを置いたり、とにかくこの大会を心から楽しんでいるようだった。

 激闘の末、プールAを2位で通過し、ピアッツァ監督曰く「ヨーロッパ野球のルネッサンス」を起こした今大会のイタリア。16日に東京ドームで行なわれる日本戦で、ピアッツァ監督はどんな戦いを仕掛けてくるのか。全試合を見てきた私は、本当に楽しみで仕方ない。

著者プロフィール

オランダ戦で勝利し、準々決勝進出を決めたイタリア代表のマイク・ピアッツァ監督

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