ドラフト最下位指名の12人は実力者だらけ。元甲子園のスター、社会人屈指の強打者などプロ野球で下剋上なるか (3ページ目)

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro
  • photo by Ohtomo Yoshiyuki

今年春のセンバツでも活躍した浦和学院の金田優太今年春のセンバツでも活躍した浦和学院の金田優太この記事に関連する写真を見るロッテ5位
金田優太(浦和学院高/遊撃手/右投左打/17歳)

 育成選手を含め4人の遊撃手を指名したロッテ。"泣きどころ"を埋めるために、なりふり構わない姿勢を見せたドラフトだった。金田は今春のセンバツ4試合で打率.647、1本塁打、4打点と大暴れした遊撃手。昨秋までは細身な体格だったが、ビルドアップに成功した今春に進化を印象づけた。投手としても140キロ台の球速をマークする強肩に、ショートバウンド処理のうまいグラブさばきも一級品。ただし、入団後は育成ドラフトで指名された勝又琉偉(富士宮東)、黒川凱星(学法石川)と横一線での争いになる。近未来のレギュラーをかけた熾烈な戦いは、浦和・ロッテの新名物になるかもしれない。

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