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BCリーグで注目のドラフト候補5人。球速を約50キロ上げた19歳右腕、「野球を諦めて就活を」宣告から這い上がったスラッガーも (4ページ目)

  • HISATO●文・写真 text & photo by HISATO

この記事に関連する写真を見る◆奥村光一(群馬ダイヤモンドペガサス) 外野手 右投/右打
22歳/178cm・90kg

 ここまで紹介した3選手は、ファンならば知っている選手ばかりだろう。その3人よりも知名度的には落ちるかもしれないが、注目しておきたい2人を追加したい。

 野手で挙げたいのは奥村。東海大学3年時に、指導者から「野球を諦めて就活を」と勧められたが諦めず、BC群馬に入団する道を選んだ。1年目の昨季はまだ大学4年生で、リーグ中にリモートでの講義も受けていたという。当初の練習生から這い上がり、打率.372で首位打者を獲るほどの活躍を見せた。

 今季も打率は.339と高く、盗塁数が12から31と大きく増加。前述の藤原(29盗塁)を上回ってリーグ4位とアピールした。それでも、一番の持ち味はやはりパンチ力。体は大きくないがスイングは鋭く、打率も残せて長打力がある。

 フェニックス・リーグの巨人戦(10月13日)では、木下幹也から逆転3ランを放った。豪快なホームランと綺麗なバットフリップは爽快。右のスラッガーが欲しい球団にはお勧めしたい選手だ。

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