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BCリーグで注目のドラフト候補5人。球速を約50キロ上げた19歳右腕、「野球を諦めて就活を」宣告から這い上がったスラッガーも (3ページ目)

  • HISATO●文・写真 text & photo by HISATO

この記事に関連する写真を見る◆藤原大智(新潟アルビレックスBC) 外野手(内野手) 右投/両打

22歳/168cm・75kg

 目の前で見ると意外と小柄なのに驚くほど、存在感のある野手だ。打ちまくり、走りまくる。走攻守すべてが光るユーティリティプレイヤーである。

 創価大学時代にプロ志望届を出したが指名はなく、卒業後1年でNPBに挑戦できるBCリーグの新潟に入団した。大学1年からのスイッチヒッターで、元は右打ち。俊足を生かすために左で打つが、左投手相手だと右打席に入る。

 大学の時の課題について「とにかくバッティング。技術がなかった」と振り返るが、BCリーグでは打撃が開花し、右も左も向上した。何かを教わった、というよりは、チームメイトで"ミスターBCリーグ"のベテラン稲葉大樹(38歳)のティーバッティングなどを見て学んだという。

 夏場は少し調子を落としたものの、全試合に出場して打率は.337、90安打はリーグトップで得点王でもある。ポジションは外野手だが、内野の守備もこなす。ユーティリティー性ではリーグ随一だろう。藤原に「ドラフト指名されそうな選手」を聞くと、やはり「群馬の西濱」を挙げたが、「僕はけっこう得意でした」と笑う。橋上秀樹監督も太鼓判を押す逸材のNPB入りなるか。

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