「斎藤佑樹に鼻っ柱を折られた」。駒大苫小牧の「メガネの4番」がハンカチ王子に当時の思いを明かした (2ページ目)
斎藤 あの始球式がきっかけだったんだ。
本間 青いハンカチも使わせてもらって、その節はありがとうございました(笑)。
斎藤 こちらこそ、前日にわざわざ電話をもらって、「ハンカチ使っていいかな」って。だから「どうぞどうぞ」って。
本間 甲子園の売店で買ったんだよ。アルプススタンドのイラストに甲子園って文字が書いてある、青っぽいハンドタオル。オレも「ハンカチ王子」っぽかったでしょ?(笑)。
斎藤 本間は甲子園では「メガネの4番」って言われてたよね。抵抗はなかったの?
本間 全然。イヤじゃなかったなぁ。だってインパクトあるじゃん。「メガネの4番」って、みんなに覚えてもらえるでしょ。
斎藤 けっこう、目立ちたがり屋だよね。
本間 そうそう。
斎藤 (笑)
本間 だから斎藤が「ハンカチ王子」を嫌がってるって何かで読んで、不思議だった。
斎藤 さすがだなー。それを不思議に思うあたり、本間らしいなぁ。
本間 甲子園の決勝でハンカチ王子と呼ばれるエースとメガネの4番が戦った。エースと4番がハンカチとメガネというアイコンで語られるなんて、甲子園の長い歴史のなかでもそうあることじゃないよ。
斎藤 たしかにそうかも。
本間 だからオレは一生メガネ。コンタクトにはしない。
斎藤 コンタクトのほうがプレーしやすいというのはないの?
本間 そこはコンタクトにしたことがないからわからないんだけど、たださ、高校2年の時、チームメイトに「コンタクトにしたら」って言われて一緒に買いに行ったことがあるんだよ。でも、目が小さすぎてレンズが入らないって言われた。おいおい、そんなこと、あるのかって(苦笑)。
斎藤 目が小さいから? ウソだろ(笑)。
本間 ホントなんだよ。
斎藤 そんなの、聞いたことない。
本間 だから今は「メガネの監督」だね。
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