巨人の55番を背負う秋広優人が語る今季。中田翔に「ライバルと思ってもらえるように食らいつきたい」 (3ページ目)

「豪快なフルスイングと飛距離を見てほしい」

――オープン戦が本格化して、ここからは開幕一軍、開幕スタメンをかけた熾烈な戦いがさらに激化します。現時点での手応えはいかがですか？

秋広　特に大きなケガもなくキャンプを終えられたというのはすごくよかったです。これから開幕に向けて、しっかり体のコンディショニングを意識して臨みたいです。去年はオープン戦までは一軍帯同だったけど、ペナントレースが始まってからは、一軍での登録は４試合で、出場は１試合でした。たったそれだけだけど、ベンチや打席の雰囲気は全然違いました。わずか数試合でも、その雰囲気を経験したことは今年のプラスになっていると思います。

――今季の目標などはありますか？

秋広　今は一軍に定着しているわけでもないので、具体的な数字はまだ浮かばないです。まずは、一日一日を大切にして、しっかりとアピールすること。そうしたなかで、試合に出るチャンスがあれば、初安打、初打点、初ホームランをひとつずつ記録できたらいいなと思います。

――今年は亀井善行新コーチの下、外野守備にも取り組んでいます。このあたりの意識について教えてください。

秋広　やっぱり、ひとつのポジションだけよりは、多くのポジションを守れたほうがチャンスも増えると思います。まだまだ外野経験は少ないですけど、亀井コーチからマンツーマンで教えていただいているので、早く上手になって、試合で通用するレベルになりたいです。

――ご自身としてはファーストと外野と、どちらがご希望なんですか？　ファーストだと尊敬する中田翔選手とポジションがかぶりますね。

秋広　もちろん、希望はないです。任されたところを全力でプレーするだけです。ファーストを守るにしても、まだまだレベル的に追いついていないので、中田さんに「秋広がライバルだ」と思ってもらえるように何とか食らいついていくつもりです。

――プロ２年目の開幕を目前に控えた今、あらためてご自身のアピールポイントを教えてください。

秋広　やっぱり、自分のアピールポイントはバッティングだと思っています。飛距離もそうだけど、フルスイングする姿を見てほしいです。去年は、一軍の舞台で１打席しか立てなかったので、今年は何としてでもアピールして、少しでも多く出場できるように頑張りますので、応援よろしくお願いします！