2021年外国人選手たちの通信簿。高木豊による4段階評価でセ・リーグは明暗クッキリ (3ページ目)

  • 浜田哲男●取材・文 text by Hamada Tetsuo
  • photo by Sankei Visual

広島【×】

 打線の中軸として期待されたケビン・クロンは42試合、アレハンドロ・メヒアも18試合の出場にとどまるなど、広島は投打ともに助っ人外国人が振るわなかった。

「助っ人が、ほぼチームの助けになれなかったですね。まずまずの働きを見せたのは、(ロベルト・)コルニエルだけ。シーズン終了までは持ちませんでしたが、速くて角度のあるボールを生かして、シーズン途中はセットアッパーで頑張りました。セットアッパーでは(カイル・)バードも最後は出てきましたけど、シーズン通じては活躍していませんから。

 打つほうはさっぱりでした。メヒアはほとんど2軍にいるような感じで、2軍で成績を残しても1軍で結果を出すことができませんでしたね」

【主な助っ人外国人の成績】
(野)クロン 42試合 打率.231 6本塁打 16打点 出塁率.270 OPS.701
(投)コルニエル 50試合 1勝2敗 10ホールド 防御率3.82 
(投)バード 33試合 0勝0敗 11ホールド 防御率4.57 

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