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真中満が好調ヤクルトを分析。阪神、巨人との投手陣の差を指摘し「延長戦があれば、もっと白星は増えた」 (5ページ目)

  • 長谷川晶一●取材・文 text by Hasegawa Shoichi
  • 村上庄吾●写真 photo by Murakami Shogo

 でもヤクルトの場合は今野(龍太)、清水(昇)、(スコット・)マクガフが確立している。少し落ちるかもしれないけれども、他にも星(知弥)がいて、石山(泰稚)、終盤から配置転換された田口、スアレスもいる。もしも延長12回まで行なわれていれば勝てた試合もたくさんあったと思うんですよね。他球団から見たら、かなりぶ厚い陣容だと思いますね。

ーー後編ではぜひ、ライバルである阪神、巨人について中心に伺いたいと思います。

真中
 僕のなかでは「ヤクルト有利」の思いが強いので、今シーズンのここまでを振り返りつつ、その点もお話ししましょうか。

(後編へつづく)

【profile】 
真中満 まなか・みつる 
1971年、栃木県生まれ。宇都宮学園、日本大を卒業後、92年ドラフト3位でヤクルトに入団。2001年には打率.312でリーグ優勝、日本一に貢献した。計4回の日本一を経験し、08年に現役引退。その後、ヤクルトの一軍チーフ打撃コーチなどを経て、監督に就任。15年にはチームをリーグ優勝に導いた。現在は、野球解説者として活躍している。

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