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ラミレスが語るつば九郎、ジャビットとの芸の違い。プロフェッショナルと感じたのは? (2ページ目)

  • 長谷川晶一●取材・文 text by Hasegawa Shoichi
  • photo by Sankei Visual

 ヒーローインタビューにおいて、ヤクルト時代にはつば九郎と、巨人時代にはジャビットと、「コンビ芸」を見せることも話題となった。

「つば九郎の場合は、勝手に入ってきて、一緒にやるようになりました(笑)。彼の場合は、ああいうのが得意でしたからね。ジャビットの場合は、もっとプロフェッショナルというか、紙に一連の流れも書いて、きっちりとリハーサルをして臨みました。どちらのマスコットとも、とても楽しい時間を過ごすことができました」

 自由奔放なつば九郎と、プロ意識の高いジャビット。両キャラクターの個性が見えて、面白い。

【好きなパフォーマンスベスト3は......】

 数々のパフォーマンスの中で、「自身のパフォーマンスベスト3は?」という質問をしたところ、ラミレス氏は何の迷いもなく口を開いた。

「第3位は、『ヨロコンデ!』ですね。そして、第2位は、『アイーン!』で、第1位は、『ゲッツ!』です。フレーズ自体も好きだし、カメラからフレームアウトしていく動きも大好きです。その後、『ラミちゃん、ペッ、カッチカチ、アイーン、ゲッツ!』など、いくつものギャグをコンビネーションで組み合わせたけど、いつも、最後は『ゲッツ!』にしました。これはフレームアウトできるからなんです(笑)」

 そして、ラミレス氏はまさかの"買収工作"について、カミングアウトしてくれた。

「ホームランを打って、ベンチ前でパフォーマンスをする瞬間がテレビに映されましたよね。あれは、毎回20秒という決まりがあったんです。でも、どうしてもたくさんのパフォーマンスを入れたいから、『頼むから、あと5秒長く放送してほしい』とお願いしました。『きちんとお金を払うから』とも言ったんだけど、『絶対ダメだ』と断られちゃいました(笑)」

 長年にわたって、パフォーマンスを追究してきたこだわりが垣間見える発言だった。

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