2021.03.29

ラミレスが語るつば九郎、ジャビットとの芸の違い。プロフェッショナルと感じたのは?

  • 長谷川晶一●取材・文 text by Hasegawa Shoichi
  • photo by Sankei Visual

ラミレスが語る野球人気とパフォーマンス 後編 前編から読む>>

【ラミレス氏による「パフォーマンス解説」】

 13年間にわたる日本での現役時代を通じて、ラミレス氏はさまざまなパフォーマンスを行なってきた。きっかけは前編で紹介したように、来日1年目となる2001(平成13)年のキャンプで、当時チームメイトだった度会博文から「アイーンってやってみてよ」と言われたことだった。

「当時の私は、『一体、何が面白いんだろう?』と意味もわからずにやっていました。でも、みんなが喜んでくれるし、特に子どもたちが大喜びする姿を見て、自分でも積極的に取り入れるようになったんです」

現役時代から、さまざまなパフォーマンスでファンを楽しませたラミレス氏 ラミレス氏による「アイーン」が話題となると、しばらくすると芸人たちから「自分のギャグを使ってほしい」と売り込みが来るようになったという。

「古田(敦也)さんのところに、ダンディ坂野さんから『ゲッツ!』のDVDが送られてきて、私の下に届きました。加藤茶さんは、ヤクルトの沖縄・浦添キャンプまで来てくれて、『カトちゃん、ペッ!』を伝授してくれました。それから、『ラララライ』とか、『カッチカチ』とか、いろいろやったけど、だいたい春のキャンプ中に"今年はどんなパフォーマンスにしようか"って新ネタを集めるようにしていました(笑)」

 芸人からの売り込みの中から採用する一方で、ラミレス氏自ら考案したパフォーマンスもいくつかある。たとえば、「ヨロコンデ!」もそのひとつだ。

「ジャイアンツ時代の宮崎キャンプで、いつも行っているお寿司屋さんがあったんです。そこの大将は、何か注文するたびにいつも大声で、『喜んで!』と言っていました。そのフレーズがとても気に入って、"これいいじゃん"って使うようになりました。その後も大のお気に入りで、今でもよく使っています(笑)」