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歴代No.1の破壊力と実感。山下舜平大が
加入でオリックスに投手王国の予感 (3ページ目)

  • 安倍昌彦●文 text by Abe Masahiko
  • photo by Sankei Visual

 それも一理あるだろうが、山下に限っては一軍の実戦を経験させながらでも十分にやっていけるのではないかと思っている。

 その判断は中嶋聡新監督に委ねられるわけだが、ぜひとも自らのミットで山下の球を受けてほしいと思う。中嶋監督といえば、オリックス、西武、日本ハムで実働29年間の現役を続け、松坂大輔(西武)やダルビッシュ有(パドレス)を筆頭に、多くの剛腕たちを受けてきた名捕手である。だからこそ中嶋監督がどんな回答を出すのか、とても注目している。

 いずれにしても、山下の能力の高さは並の高卒ルーキーではないということは間違いない。これまで高卒出身の投手はなかなか育っていない印象があったオリックスだが、山本、山下の二枚看板が完成すれば、「投手王国」の確立はもちろん、長年果たせなかった悲願も時間の問題だろう。

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