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DeNAロペスは11人目。国内FA権を取得した「助っ人」たちの功績 (5ページ目)

  • 津金壱郎●文 text by Tsugane Ichiro
  • photo by Kyodo News

 しかし、巨人2年目の2005年は101試合出場で打率.240、27本塁打、70打点。初めて規定打席に達せず、オフに戦力外通告となる。2006年はアメリカ球界に復帰したが、2007年から3シーズンをオリックスでプレーした。

 番外編は、2011年から広島や西武で活躍し、2014年からソフトバンクの絶対的守護神として君臨したデニス・サファテだ。

 NPB歴代最多となる54セーブをマークした2017年シーズンの時点で、順調なら2019年シーズンに国内FA権を取得し、2020年からは外国人枠の対象外としてプレーしていたはずだった。しかし、実際には2018年以降は故障が長引き、その勇姿をマウンド上で見ることは叶っていない。

 外国人選手の国内FA権の制度上の問題への議論はある。ただ、彼らが異国の地で厳しい競争のなかに身を置きながら長く活躍し、ようやく手にした権利ということは忘れないようにしたいものだ。

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