2020.11.27

DeNAロペスは11人目。国内FA権を取得した「助っ人」たちの功績

  • 津金壱郎●文 text by Tsugane Ichiro
  • photo by Kyodo News

 今オフの目玉とされた大野雄大(中日)、山田哲人(ヤクルト)の残留が早々と決まったプロ野球FA戦線。だが、今年はふたりをのぞいて95選手がFA資格を有している。日本シリーズが終了した翌日から始まるFA宣言期間で、FA有資格者がどういう決断をするのか興味深い。

NPB通算1000安打も達成したロペス そのFA有資格者のうち、外国人選手として11人目となる国内FA権をホセ・ロペスが取得した。

 ロペスは2013年に巨人に加入し、2015年からはDeNAでプレー。2017年8月31日の中日戦から2019年6月2日のヤクルト戦まで、一塁守備で1623守備機会連続無失策のNPB記録を樹立し、2018年には一塁手としては初めてレギュラーシーズンの守備率10割の偉業を成し遂げるなど、ゴールデングラブ賞を5度受賞している。

 今季は81試合に出場して、打率・246、12本塁打、42打点。打撃不振による二軍降格があったなかでも、日米通算2000安打や外国人史上初めての日米それぞれで1000安打も達成した。

 国内FA権は、出場選手登録日数が145日を満たしたシーズンが8年に達すると取得できるというもの。ただ、外国人選手の場合は「FA宣言をする」ことはほとんどなく、そのメリットは、国内FA権取得の翌シーズンも日本球界でプレーすると外国人枠の対象外になれることにある。

 ロペスもDeNAでは来季の構想外になったものの、一昨年までの勝負強い打撃とあいかわらずの高い守備力を踏まえれば、計算できる選手であることは間違いない。大枚をはたいて獲得した新外国人選手が失敗に終わるリスクがあると考えれば、外国人枠を使わずに補強できるロペス獲得へと動く球団が現れても不思議はない。

 これまで国内FA権の取得条件を満たした10人の外国人選手は、その翌年にどんな選択をし、どういう成績を残したかを振り返ってみよう。

 まず記憶に新しいのが、昨年のウラディミール・バレンティン(ソフトバンク)。