斎藤佑樹がスマホに永久保存。
大石達也とのラスト・キャッチボール (5ページ目)
だからといって、大石の分まで何かを背負おうとしているわけではない。斎藤はその時々の自身のピッチングフォームと同じように、大石とのキャッチボールを記憶だけでなく、記録として残しておきたかったのだ。どこか冷めていてどこかで熱い、リアリストとロマンチストが同居する斎藤らしい発想だ。
6月に始まって11月まで続く、短くも長いシーズン。斎藤には間違いなく、チャンスがある。そして、その結果をシビアに問われることは斎藤自身が誰よりも身に染みてわかっている。
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