2020.02.17

オリックス福良GMが明かす、
アダム・ジョーンズ獲得の舞台裏

  • 石田雄太●文 text by Ishida Yuta
  • photo by Koike Yoshihiro

オリックス、福良GMインタビュー(前編)

 1996年に日本一を達成して以来、優勝から遠ざかっているオリックス。そんなチームの復権を託されたのが、昨年6月にオリックスのゼネラルマネージャー(GM)に就任した福良淳一氏だ。就任してすぐに松葉貴大、武田健吾を放出して、中日から松井雅人、松井祐介を獲得するというトレードを成功させると、ドラフトでは高校生を積極的に指名し、育成でも12球団最多の8人を獲得。さらにオフにはメジャーの大物、アダム・ジョーンズと契約するなど、福良GMのもと、これまでにない動きを見せたオリックス。はたして、福良GMの目に将来のオリックスはどう映っているのか。

昨年6月にオリックスのGMに就任した福良淳一氏── 8年前にヘッドコーチを務めて以来、監督、育成統括GMとして見てきたバファローズですが、今年はGMとして初めてのキャンプを迎えました。始まってみて、今のチームの空気をどんなふうに感じていますか。

「雰囲気はたしかに変わってきました。(アダム・)ジョーンズが入ったことが大きいと思いますが、それでもチーム全体にまだ、今ひとつ元気を感じませんね。せっかく若い選手が多いチームなんですから、もうちょっと活気があってもいいのかなというところはあります」

── このオフは、そのアダム・ジョーンズ選手の入団が圧倒的な話題になっています。メジャー通算1939安打、282本塁打を放った右のスラッガーで、去年はダイヤモンドバックスで37試合に出場。外野手としてゴールドグラブを4度も獲得したという、まさにバリバリの超一流メジャーリーガーです。ジョーンズが獲得できるかもしれないという話はいつ頃からあったのでしょう。

「あれはいつぐらいやったですかね。夏よりも前に可能性があるかもしれないという話があって、8月にはかなり現実味が出てきました。そこから調整に入ったんです」