プロ野球「新外国人」全員診断2018。パは地味な投手がトレンドに

  • スポルティーバ、田口元義●文 text by Sportiva,Taguchi Genki
  • photo by Koike Yoshihiro,Kyodo News,Jiji photo

2018プロ野球新外国人総チェック~パ・リーグ編

 プロ野球の2018年シーズンが開幕して10日あまりが経ち、各チームの戦力も徐々にわかり始めてきた。そんな中、チームの成績に大きな影響を与えるのが外国人選手だ。特に、新外国人の出来、不出来はペナントレースの行方を左右すると言っても過言ではない。そこで気鋭の評論家たちに今シーズン新たに来日した外国人(育成選手は除く)を評価してもらった。まずはパ・リーグからお届けしたい。
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昨年はマイナーリーグで40試合に登板するなど、リリーフ経験豊富なニール・ワグナー昨年はマイナーリーグで40試合に登板するなど、リリーフ経験豊富なニール・ワグナー

ニール・ワグナー(西武/投手/右投右打/アメリカ)

「リリーフ経験が豊富で、どんな状況でもマウンドに上がってくれる頼もしい投手です。150キロを超すストレートにスライダー、チェンジアップと球種は多くありませんが、どのボールも勝負球になるだけの精度の高さがあります。駐米担当の編成部には球団OBであるホセ・フェルナンデスがおり、キャンプ中、ワグナーに日本の野球について様々なアドバイスをしていました。それをどこまで吸収できるか。西武は昨年リリーフで活躍したシュリッター、牧田和久が抜けましたから、ワグナーにかかる期待は大きいでしょうね」(小田幸平氏)

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