ついに登場する大谷翔平「二刀流ボブルヘッド」は、どれだけ似るのか (3ページ目)

  • 長谷川晶一●文 text by Hasegawa Shoichi
  • Sportiva●写真

ついに日本にも「ボブルバブル」時代が到来か?

 ボブルヘッド界(通称・ボブ界)は、まだまだ発展途上であり、可能性に満ち溢れた夢の世界のようだ。実際にこの日本でも、2017年になってボブ界に新たな動きが続々と起こっている。

 たとえば、阪神。キャンプ中の2月20日、球団は「ボブルヘッドデー」を開催すると発表。開催日は8月15~16日。なんと、約半年後のイベントを大々的に打ち出したのだ。ファン投票で「ボブルにしてほしい選手2名」を決定し、その2選手のボブルヘッドを各日先着15000名に配布するのだという。そして、投票の結果15日には鳥谷敬、16日には藤浪晋太郎が、晴れてボブル化されることが決まった。

 あるいは、西武。僕は拙著『このパ・リーグ球団の「野球以外」がすごい!』(集英社刊)で、パ・リーグ6球団の「ボブルヘッド比較」をしたのだが、なぜか西武だけはボブルヘッドを作っておらず、「ぜひ、西武もボブルヘッドを!」と訴えた。これが奏功したのか、今年からついにボブ界に参入。7月1~2日の「ファンクラブデー」の来場特典として、両日ともファンクラブ会員先着4000名に菊池雄星のボブルヘッドをプレゼントするという。

 続いて、楽天。昨年からヤクルトで導入されていた3Dボブルヘッドを引っ提げて、今季もボブ界に宣戦布告。4月14日には移籍したばかりの岸孝之のボブルヘッドを先着7000名にプレゼント。驚いたのは、僕が前回の記事で書いた「等身大のボブルヘッドを」という願望が、この日すでに実現したことだ。岸孝之の等身大ボブルヘッドが制作され、今季終了時まで、球場正面に展示されるという。ぜひ、見に行ってみよう! 

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