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栗山監督が秘める構想。
「大谷翔平が143試合、打者で出たらどうか」 (5ページ目)

  • 石田雄太●文 text by Ishida Yuta
  • photo by Kyodo News

── でも、強くて大きな体を作ることによって、大谷選手が高校生のころに持っていた柔らかさが失われたという声もあります。今の大谷選手を見ていて、たとえばピッチャーとして20年投げ続けるための柔らかさが失われているという危惧はありませんか。

「あるよ、それはある。でもね、じつはそれも今の彼には必要なことなんだよね」

── えっ、柔らかさが失われていることが、必要なんですか?

(後編に続く)

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