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「伏兵」さえも恐るべし。
城所龍磨の爆発に見るソフトバンクの競争原理 (5ページ目)

  • 田尻耕太郎●文 text by Tajiri Kotaro
  • photo by Kyodo News

 交流戦はソフトバンクが13勝4敗1分と圧倒的な数字を残したが、パ・リーグ2位の千葉ロッテマリーンズも12勝6敗(交流戦2位)と健闘したために、パ・リーグ順位表を見てもゲーム差はさほど広がらなかった。それでも7.5差である。

 昨年、交流戦を終えた段階では、じつはソフトバンクはパ・リーグで2位だった。リーグ戦再開から一気に加速して、終わってみればシーズン90勝、2位に12ゲーム差の断トツ優勝を果たしたのだ。

 今シーズンはそれすら上回る、歴史的な独走劇となるのか。その最強ソフトバンクを支えているのは、決してバリバリの主力たちだけではない。脇役たちの活躍こそ、ソフトバンクの強さの象徴である。

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