ダメ選手の巻き返しはあるか? パ・リーグ新外国人「優良度」チェック (3ページ目)

  • 島村誠也●文 text by Shimamura Seiya
  • 小池義弘●写真 photo by Koike Yoshihiro

◎オリックス
エリック・コーディエ(投手)/4試合/0勝1敗2セーブ/防御率13.50
パット・ミッシュ(投手)/2試合/0勝0敗/防御率10.13
ブレント・モレル(内野手)/34試合/打率.237/3本塁打/15打点
ブライアン・ボクセビック(外野手)/27試合/打率.214/1本塁打/11打点

 4人の新外国人の不振が、チーム低迷の大きな原因になっていることは間違いないだろう。新守護神として期待されたコーディエは開幕早々にリリーフに失敗し二軍落ち。身体能力の高さから「助っ人版・糸井嘉男」と前評判の高かったボクセビックも結果を残せず二軍落ち。シーズン当初の戦略プランを軌道修正せざるを得なくなった。

「コーディエは開幕戦でリリーフに失敗し、その悪い流れを断ち切ることができなかった。たしかに球は速いけど、ピッチングが単調。空振りが取れる変化球がひとつでもあれば、もっと違う結果になっていたと思います。一方、野手のモレル、ボクセビックも実力を発揮できずにいます。ともにストレートは強いが、変化球が打てない。ボールを追いかけてしまうから、自分のスイングができていない。変化球が打てるようになれば率も上がるでしょうし、ホームランも増えてくると思います。首脳陣にとっては、このまま使い続けるのか、それともほかの選手でいくのか、難しい判断を迫られそうです」(金村義明氏)

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