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ダメ選手の巻き返しはあるか? パ・リーグ新外国人「優良度」チェック (2ページ目)

  • 島村誠也●文 text by Shimamura Seiya
  • 小池義弘●写真 photo by Koike Yoshihiro

◎ロッテ
ヤマイコ・ナバーロ(内野手)/17試合/打率.214/1本塁打/11打点

 昨年、韓国プロ野球で48本塁打放った大砲は、来日直後に銃弾所持という不測の事態により、4週間の出場停止。4月23日のオリックス戦より出場が認められ、そこから8試合連続安打を記録。デスパイネとともに、ロッテ打線を牽引している。

「出遅れてしまったけど、楽しみな選手ですよね。現時点でそれほど大きな爆発はないけど、1試合1本は打っている感じでしょ。いいパワーをしているし、強打者としての片鱗はあると思います」(山﨑武司氏)

◎西武
アンディ・バンヘッケン(投手)/5試合/0勝3敗/防御率6.56
C・C・リー(投手)/15試合/0勝0敗1ホールド/防御率7.43

 バンヘッケンは韓国プロ野球で最多勝を獲得するなど、ソフトバンクで活躍するバンデンハークの再来と期待されたが、ここまで0勝と期待を大きく裏切る結果になっている。

「低めにボールを集めて打ち取っていくタイプなのに、ボールが高く浮いてしまう。力でねじ伏せるタイプじゃないし、高めに集まるとただの棒球になってしまう。韓国選手のように振ってくる相手だとうまくはまったりするでしょうが、日本のようにじっくり見てくる打者が相手だと苦しい。実績はあるだけに、なにかきっかけをつかめば変わってくると思いますが、現段階でそれを望むのは厳しいかもしれませんね」(金村義明氏)

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