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【12球団分析・ヤクルト編】あの鉄壁リリーフ陣を再建できるか (3ページ目)

  • 島村誠也●文 text by Shimamura Seiya
  • 益田佑一●写真 photo by Masuda Yuichi

 高津臣吾ピッチングコーチが、「ブルペンが強くないと勝てるチームにならない。競り勝つためには、何人か後ろにしっかりしたピッチャーがいるのがベスト」と語るように、連覇のカギは再び「勝利の方程式」を確立できるかどうかにかかっている。

 もちろん、先発陣も小川泰弘、石川雅規、館山昌平の3本柱以外は不確定要素が多い。昨年悔しい思いをした成瀬善久や3年目の杉浦稔大、新外国人のカイル・デイビーズ、新人の原樹理といった投手に活躍してもらわないことにはシーズンを乗り切るのは難しいが、彼らの力を最大限生かすためにもリリーフ陣の強化は不可欠だ。

「セ・リーグを制覇していい経験をさせてもらった。今年はその経験を生かして連覇を目指したい」と語る真中監督。王者として挑む今シーズンのヤクルトの戦いは大いに注目である。


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