2016.02.01

12球団キャンプ入り。見どころは監督たちの「穴埋め策」だ

  • 島村誠也●文 text by Shimamura Seiya
  • photo by Kyodo News

 ついに球春到来。プロ野球12球団の春季キャンプが始まった。新外国人に期待のルーキー、新監督など、今年も話題の多いキャンプになりそうだ。そこでヤクルト、日本ハムなど、セ・パ両リーグの4球団でプレーした解説者の野口寿浩氏にキャンプの見どころについて語ってもらった。

どう若手を鍛えていくのか注目が集まる阪神・金本知憲監督

 近年のプロ野球は若い監督が増えてきていますが、特に今季のセ・リーグは金本知憲、高橋由伸、アレックス・ラミレスの3人が新たに監督に就任しました。平均年齢も一気に若返り、彼らがどんな野球を見せてくれるのか、非常に興味があります。

 高橋監督は前任の原辰徳監督の野球を引き継ぎたいと言っていましたが、そのなかでも自分らしさというのが出てくると思うんです。そういうところをキャンプでしっかりと見たいと思います。

 私が個人的にいちばん注目しているのは、金本監督です。現役時代の彼は思うところがありながらプレーしていたので、監督になったことで自分の本当にやりたかった野球を実現してほしいですよね。

 野手は、マウロ・ゴメス、福留孝介、鳥谷敬以外はレギュラー白紙と公言したように、メンバーがガラリと変わる可能性がある。阪神も世代交代の時期で、そのためには若手の成長が不可欠です。金本監督は彼らを伸ばす力を持っていると思いますし、どういう方法で選手を育てるのか見てみたいですね。

 OBとしては、3年目の梅野隆太郎(捕手)、2年目の江越大賀と横田慎太郎(ともに外野手)が開幕からスタメンに名を連ねるぐらい、キャンプ、オープン戦を通じて成長してほしいと思っています。